国指定名勝 旧藏内邸
旧藏内邸は、大正8年に全国6位の産出高をほこった藏内次郎作、保房、次郎兵衛、蔵内本家三代の住宅で、明治30年代~大正時代に出身地の築上町上深野に建てられ、庭園とともに現在も当時の状態をよく残しています。
近代和風建築、近代庭園として規模や内容とも極めて優れている極めて重要な歴史遺産です。
旧藏内邸庭園
建物から臨む庭園は増築する前の明治39年頃に作られた池泉庭園で、池の水は農業用水路から引き込み、敷地内を地下水路で巡らせ池に注がれています。池は深く、石組の護岸には突出する景石(鶴首石と亀頭石)と、北側に荒々しい二つの枯滝石組を並列させて、主庭の最も重要な景となっています。
藏内氏は大正時代の増築の際に、当初の庭園の視点場であった応接間に加え、大きな池を中心に配した庭園の多彩な景色を楽しむことができるよう、茶室や座敷、大広間を巧みに配置しました。また様々な意匠の中庭や枯流れ、降蹲踞なども増設しました。
これら建築と作庭の様式には煎茶文化の影響が随所に見られます。
イベント
お月見やひな人形の展示などさまざまなイベントが開催されています。
基本情報
- 住所
- 〒829-0115
築上郡築上町大字上深野396番地 - アクセス
-
■バス
路線バス「寒田線」上深野バス停から徒歩約5分
■車
東九州自動車道築城ICより約7分
JR築城駅から約15分 - TEL
- 0930-52-2530
- 営業時間
- 9:30~16:30
※入場は16:00 - 定休日
- 水曜日(祝日の場合は開館)
12月28日〜1月4日 - 料金
- 一般(高校生以上):310円 (団体 250円)
小中学生:100円(団体 80円) - 駐車場
- 有り
※大型バス3台、普通車50台(無料) - 関連リンク
- http://chikujo-rekishi.jp/category/kyukurauchitei/